政治家の先生の活動報告

皆さんのところにもよく届いているかと思いますが、国会議員さん・県議会議員さん・市議会議員さんからの『活動報告』なるもの。DMで届いたり、FAXで届いたり、手渡しされたりと発信方法は様々ですが、共通しているのは『紙に印刷されている』ということです。

いろいろな事情はあるのでしょうが、多くのものは限られたスペースにみっちりとコメントが書かれています。

さてさて、この書かれている内容をとやかく言う気は全くないのです。というよりも、内容以前にそのデザインに気が行ってしまいます。よほど伝えたいことが多いのでしょう、みっちりとコメントが書かれていて紙面は文字で埋め尽くされています。適度に余白がないと読む気にならない、という人間心理を知ってか知らずか少しでも多く伝えたいという想いが嫌というほど伝わってきます。

実は、もうこの時点で自ら支持者・支援者を減らすことをしていることに気が付いていないんですね。熱心な支持者は読み辛かろうが関係ありません。熱心な支援者は読んでくれるでしょう。しかし、そこまでではない人たちは・・・読み辛いものをあえて読むことをしませんね。この時点で将来の支持者・支援者候補を失っているのです。

更に、この手の『活動報告』によくある『皆様のご意見をお聞かせください』というスペース。申し訳なさそうに小さなスペース(記入欄)が用意されています。さて、この空きスペースに何文字の日本語が書けるでしょうか。”若い人なら何文字・高齢者だと老眼だからその半分”、こんなことにも配慮してデザインしてくれているでしょうか。残念ながらこの記入欄の大きさを見ると「本音では意見を聞く気は無いな・・・」と思わずにいられません。だって、つぶやき程度の記入スペースしか用意されてないのですから。

この政治家の先生は、一人でも多くの人たちに自分の活動や考え方を伝えたいと思ってコメントを発信しています。しかし実際には本人の想いほど情報は伝わっていないのです。自分の活動を理解してくれる人を増やしたいのに、『見ずらい』というデザインだけで見るのを拒否されていることに気づいていないのです。

「顧客視点」という言葉がありますが、「読む人に読みやすいかな?」「読む人は関心を持ってくれるかな」ということを考えて紙面を作らないと「顧客視点」から外れていってしまいます。

外れるだけならいいのですが、恐ろしいのは、思っているほど読んでもらえていないことと、知らないうちにファンやお客様を失っているということなんですね。

少し手を加えるだけでものすごく読みやすくなるのに・・・残念です。