こんな印刷会社に仕事出しますか??? Vol.1

事業をされていたりお店をやっていたりする皆さんは、大なり小なり印刷会社とお付き合いをされていることだと思います。そのような皆さんが印刷会社とお付き合いをする上で注意した方が良いと思われる点を、『印刷業界一筋』だった経験をもとに記させていただきます。

皆さん、まさかこんな印刷会社とお付き合いしていないでしょうね。

  1. どこで印刷しているのか疑ってしまうような、ろくな印刷設備も持っていない印刷会社。
  2. 長いこと発注先として付き合ってきた印刷会社ではなく、新規で訪問してきたよくわからない印刷会社。

さて、ま・さ・か とは思いますが、ここにあげた2つの印刷会社に仕事を出しているようなことはないでしょうね。なぜそのようなことを言うのか簡単に説明します。

〜今回は1について〜

どこで印刷しているのか疑ってしまうような、ろくな印刷設備も持っていない印刷会社

社内に充分な印刷設備を持っていなければ、印刷の仕事を頼んでもちゃんとやってくれるのか心配です。社内で生産できないのですからどうせ外注することは目に見えています。どこに外注してるのでしょうか。同業者に頼んでいるのでしょうが、色々心配になります。

このように充分な印刷設備も持たないような印刷会社に仕事を出して安心できますか。逆に、しっかりした生産設備を持っている中堅の印刷会社であればきっちり社内設備で生産してくれます。頼んだ仕事の生産現場が見えるから安心です。しかも生産設備を持っている印刷会社は色々な提案をしてくれるのです。社内で持っている印刷機械をしっかり稼働させるために、そこに仕事が集まるような提案をしてくれるのです。ありがたいですよね。

どうでしょうか、もうこの時点でどちらの印刷会社に仕事を頼むべきか明白かもしれません。

社内に設備を持たない印刷会社に仕事を頼んだところで、仕事の仕様やボリュームに応じその都度外注先を選別しなるべく低コストで高品質な印刷物を作ろうということばかりに気持ちが行ってます。何しろ社内で生産できないのですから、品質保証と価格競争力が唯一最大の生命線です。それに設備を持っていないので減価償却負担にも無神経なものです。経営自体気楽なんですよね。稼働率も返済も考えなくていいのですから提案内容だっていい加減なものです。自社の設備の都合なんて一切考えることなく、お客様の求める最適な印刷物を提案してきます。何しろ生産工場(外注先)は全国にいくらでもあるのですから、お客様の求めに応じ最も最適な生産工場に外注し低コストで提供してしまうのです。ひどい印刷会社ですね。

さて、ここまで読んでいただいて、皆さんはどちらの印刷会社を選びますか?

当社はろくな印刷設備も持たない印刷会社になります。このような印刷会社の存在価値は『プリントマネジメント』と言われるサービスにあります。それは、あらゆる印刷の仕事を最適なコストとバリューチェーンで提供できることです。一方で、印刷設備を持つ印刷会社というのは、設備の内容に応じ多かれ少なかれ得手不得手があります。得意な印刷物と不得意な印刷物とでは対応も異なるはずです。

さてさて、今回何を伝えたかったかわかっていただけましたでしょうか。あの世界のNIKEだって工場は持っていないですよね。他人資本を極大化し活用するというのは重要な経営戦略の一つなのです。印刷業界だって決して設備産業というだけではないのです。