浜松市内の某カーディーラーさん

私は犬と一緒に毎朝近所を散歩しています。
ちょっと歩くと和田の自動車街があるものですから、散歩がてら買えもしない自動車を見に東区をぶらぶらしています。
言っときますけど、決して徘徊ではありません。
さて、自動車街近くを歩いているといくつか感じることがあって、その一つは「今年になって店舗の改築を始めたディーラーさんが多いな〜」ということです。旧店舗を取り壊して新店舗の建築を始めているディーラーさんが複数見受けられます。また、改装されているところも多いです。
こういう風景を見ていると、「景気も良くなっているのかな」と実感します。
そしてもう一点ですが、これがどうも気になってしょうがないことです。
それは、某ドイツ車のディーラーさんです。カーディーラーさんのショールームというと、大体はそのメーカーのフラッグシップ車が目立つところにおいてあって、外を通るだけでも否応なく目に飛び込んできます。毎日通勤で前を通る人からすると、もうサブリミナル効果のようなものです。
マーケティングでは、「好きだから見る」のではなく「見るから好きになる」という分析もあり、また「見ることで所有している気分になり購買につながる」という理論もあります。見せるということは非常に重要な要素のはずなのです。
でも、そのディーラーさんはというと・・・
私が散歩で通る時間帯(朝6時ごろ)はいつもショールームにブラインドが下りていて中の車が見えません。最初のうちは「改装かな?車の入れ替えかな?」程度に思っていたのですが、通るたびにブラインドが下りているとどうも気になってきます。変わったショールームだなと思っていたのですが、そのうちに「中にはどんな車があるんだろう」と気になってしょうがなくなります。
そこまでくると、
「改めて営業中に顔だしてみるか」
なんて思い始めている自分がいます。

ん?、これってディーラーさんの思う壺にはまっている???

私の独りよがりな推測ですが、「見せないことで逆に興味を引き出す」「営業時間帯の再訪問を促し顧客接点につなげる」というディーラーさんの高度なマーケティングなのかと最近では勝手に感心しています。「見る」という行為だけよりも「触る」という行為が伴うと購買意欲は格段に高まります。車体に触れたり、シートに座ってハンドルを握る感触を味わったり、ドアの閉まる音を聞いたりという五感マーケティングです。
ひょっとしてこのディーラーさんは、外から見るだけで満足している擬似客を逃さないために、あえて来店してもらうために営業時間外は「隠している」のかな・・・なーんて感心してしまうわけです。

実際のところはどうなのかわかりませんが、もしそうだとしたら、またはもっとすごい戦略が隠れているとしたら、このディーラーさん恐るべしです。好きになってきました。