事業再構築補助金第1回公募結果

先週、事業再構築補助金の第1回公募結果が発表されました。申し込み締め切りまでバタバタだった第1回の申し込みは総数22千件でした。

中堅企業さんの応募状況は別として(中堅企業の応募は全体の0.4%もないため)、中小企業の状況はどうだったでしょうか。公募結果の発表数字を見ながら振り返ってみたいと思います。

まず今回の中小企業の公募には「通常枠」と「特別枠」「卒業枠」の3パターンがありました。特別枠とは、1〜3月のいずれかの売上が対前年または対前々年同月より30%以上ダウンしていることが条件でした(補助金額100〜500万円:補助率3/4)。

それぞれの状況は以下の通りです。

■申請件数

通常枠:16,897件

特別枠:5,167件

卒業枠:80件

特別枠は第1回公募限りの特別募集みたいなもので補助金額は500万円以下と少ないですが、不採択の場合でも通常枠として再審査してもらえる利点もあり、5千件を超える応募がありました。

■不備率(申請書類に不備があり審査からはじかれた率)

通常枠:12.5%

特別枠:16.5%

卒業枠:13.8%

申請した件数のうち1割強は書類に不備が有り審査対象とならなかったようです。この点は電子申請になっても無くならないですね。それにしても認定支援期間がついていてもなお書類の不備があるんですね。これは申請者の問題だけなのか電子申請のシステム上の問題もあったのか・・・わかりません。※添付ファイルが送られなかったとかいう問題もあったようですから・・・

■採択率(書類の不備があった公募は除く)

通常枠:34.4%

特別枠:66.3%

卒業枠:65.2%

やはり通常枠の採択率は厳しかったですね。公募全体の採択率は19,239件のうち8,016件採択でしたので42%ほどなのですが、最も申請件数が多い中小企業の通常枠では申請3件あたり採択1件という結果でした。特別枠で不採択だった応募も通常枠で再審査されたことを考えると、通常枠に公募した申請の採択率はもう少し低いのかもしれません。採択率採択率1/3というのはなかなか厳しい結果ですね。以前のブログにも書きましたが、やはり1回目は審査が厳しかったのではないかと推測します。

さてここからは私の勝手な試算ですが、事務局発表の「採択金額の分布」資料をもとにいくらぐらいの補助金が使われたかを見てみました。私のあまり根拠のない乱暴な試算では2,100億円ほどが今回の採択金額かな、と見ています。となると、事業再構築補助金の予算規模全体は1兆円以上ですので、第1回公募で2割ほどの予算が消化されたのかと思います。この補助金があと3回募集されるとすると・・・まあ妥当な結果なのかなと。今後はもう少し採択率が上がるか、という期待も持てる結果ではないでしょうか。

採択事業の内容ですが、やはり設備投資に重点を置いているようですので製造業が多いですね。それと今回は特別枠が設定されていた関係かと思いますが、宿泊業・飲食業も多いようです。どのような取り組みで申請されたかも、実際の採択結果を見てみると大変興味深いです。ここでは細かく記しませんが、興味がある方は下記のリンクから採択事業の実例をご覧ください。

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